火曜日はサザンオールスターズを紐解きます。
さていきなりですが
サザン、桑田さんの書いた曲を10曲くらい思い浮かべてみてください。。
TSUNAMI、いとしのエリー、真夏の果実、マンピーのG☆スポット、シュラバ★ラ★バンバ
匂艶THE NIGHT CLUB…etc
極上のバラードにエロにロック、こんなに振り切れてるの桑田さんだけですよね。
どちらかで行くのが王道
あの山下達郎さんはかつてインタビューでこう言ってたそうです。
「僕はいとしのエリーは歌えてもマンピーのG☆SPOTは歌えない」
ちなみに達郎さんのベストサザンナンバーはC調言葉にご用心だそうです。
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・バラードをしっとり歌いつつ、ミディアムテンポなポジティブナンバーの歌手
・ロックで先の見えぬ世をぶち破り、ロッカバラードを歌う歌手
このパターンが常かと思いますが、世界でも初ではないでしょうか?
露骨なエロを歌詞に乗せ、ロックでカッコよく、時にはジャジーな歌手は…
半端ではなく、どちらも極めた桑田さん
大抵、その王道バラードかエロ、ロックに行くと、どちらかは半端になるというか
振り切れない感じになるのが人間てものじゃないでしょうか?
桑田さんは違うんです、どちらも振り切れてる!
だからLIVEなどで曲と曲にメリハリが鮮明になるのではと思っています。
最初からエロで行こうとは思っていない
桑田さんの曲作りはデビュー当時からメロディ先行の、メロ先で
ギターでジャカジャカ弾きながらデタラメな英語交じりの響きで作曲していきます。
なので「よし!今回はエロだ!」とは思っていないのです。
余談ですが桑田さんの曲を歌うコツとしまして、歌詞をある程度理解したら
そのまま歌おうとはせず、聞こえてる響きで歌うことでリズムにうまく乗れます。
エロ曲も歌詞の所々が文学的
歌詞に注目してみると、ところどころエロ歌とは思えない文学的な箇所があります。
むしろ官能的なのかもしれない。
マンピーのG☆SPOT
”たぶん本当の未来なんて知りたくないとあなたは言う”
”芥川龍之介がスライを聞いてお唄が上手と ほざいたという”
エロティカセブン
”惚れたはれたの真ん中で電気ショックを味わいながら
濡れた性ほど怪しげに五臓六腑を駆けてゆく”
フリフリ65
”黎明期の陰部は乱気流 in1965”
まだまだ書ききれませんが考える間を与えてくれる見事な歌詞です。
今後もう現れない二刀流
極上のバラードからエロ…こんな凄い歌手、シンガーソングライターは二度と現れないでしょう。
イコール桑田さんになっているので、やったとてマネにしかならない。
ミディアムもロックもジャズも何でもできる。
もはや桑田佳祐という存在がJ-POP、歌謡なのかもしれません。

