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さて、火曜日は火のように燃え続けるサザンオールスターズ特集です。
いまさら、サザン、桑田さんの曲って凄いっていうだけじゃ芸がないので
20数年追いかけ続けた視点で書いていきたいと思います。
桑田さんの曲に対するマインド
ギターやピアノなど楽器をやられている方はわかるかもしれませんが
桑田さんの書く曲はメロディーがメジャー(明るい)、詞も前向き!
こういった組み合わせの曲はあまりありません。
一般的に明るいメロディに前向きな歌詞、暗い曲調にネガティブな歌詞が
日本人には胸にしみやすい、伝統のようなものがあります。
デビュー曲の「勝手にシンドバッド」も曲のキーはEm(マイナー調)
逆にメジャー調になるとバラードに多く、キーがD(メジャー調)で
いとしのエリー、TSUNAMI、真夏の果実など
陰にも陽にも行き過ぎない、これが桑田さんの作る曲の特徴だと思います。
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恋愛は夢叶わない??
デビュー当時の破天荒なイメージを「いとしのエリー」で実力派として印象付け
現在までに珠玉のバラードがたくさんあります。
桑田さんの書く、サザン、ソロ含め叶わぬ恋、別れがかなり多いことも特徴です。
そもそもバラードってなんだろうと思うのですが・・・
しかしながら、桑田さんもここ10年くらいは希望や前向きなメッセージが増えてきました。
100万年の幸せ、幸せのラストダンス、アロエなど
「がんばれ!、幸せに~」とか90年代までの尖った桑田さんじゃありえなかった?
気もします。。
ロックのソウルからポップのソウルへ
ギターの大森隆志さんが抜け
「涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~」で再始動したあたりから
桑田さんのサザンにける曲のアプローチ、詞の形状がそれまでとは明らかに変わっています。
それ以前というのは2000年の「TSUNAMI」で大ヒットを記録した年であり
注目すべきはその前の年1999年「イエローマン~星の王子様~」を引っ提げ敢行したツアー
「セオーノルーハナキテス~素敵な春の逢瀬~」です。
詳しくは別の機会に書きますが、サザン史上ベストライブでベストなロック!
(あくまで個人の感想です・・・)
とにかく、やりたいことをやりまくったライブなんです。
そのライブ後、「TSUNAMI」をターニングに桑田さんの中で心境や方向性が
大きく変わったと思っています。
TOP OF POPS
丸くなってしまったというと寂しいですが、今回書いた記事の内容の
曲調と詞の陰と陽は反比例しバランスをとっていたサザンに加え
現代のサザンはより身近に寄り添ってくれる一面が加わった
いわばTOP OF POPSになったというわけです。
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昔からのファンには物足りなさを感じる人もいれば
なりたてのファンには知りえないサザン、封印されてしまったリズムが存在していた。
総括しますと、如何様にも時代に対応、先取りする
世界でもまれにみるバンド、サザンオールスターズです。
次回もお楽しみに!

